1打の動作で3回音を鳴らします。
実は、ダブルストロークとは手の使い方が違います。
ダブルと同じ感覚で1打増やそうと思うと行き詰まります。
とはいえ、ダブルのコツをある程度つかんでからのほうが
取り組みやすいとは言えます。
感覚をつかむ
ダブルは「捕まえる」感じですが、トリプルは「転がす」感じです。
「上下」ではなく、「左右」に動かします。
手の動きを上から見ると、チップを中心として、
スティックの軌道が「扇形」になります。
スティックを打面に落とした後、手首を少し回転させながら
体の外側に移動しつつ、2打目・3打目を鳴らします。
少し手を引き上げるようにするとやりやすいかもしれません。
最初は1打目を大きめに鳴らし、3回音が鳴る感覚をつかんでください。
小手先でやらない
手首から先だけで叩こうとするとなかなかうまくいきません。
こちらでも紹介したように、肩甲骨を起点として、
翼の羽ばたきのように1打目を落とし、引きながら2,3打目が鳴る感覚を意識してみてください。
使いどころ
ロッカバラード(古い?)などでハイハットを3連刻みすることがあります。
この場合もトリプルの延長で、1拍目にアクセントをつけて演奏します。
腕の振りは3回に1回なのでキープしやすく、楽に演奏できます。
また、トリプルを使う場合はツブをそろえる必要はあまりなく、
1打目にアクセントを付ける手順が多いと思います。
トリプルストロークならではの手順や楽器の鳴り方を生かせると良いですね。
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